笑顔を描ける絵師は山ほどいる。ぃゃ,全員描ける。でも,笑みを描ける人は。
quote:アムステルダム大学のコンピュータによって,モナリザの感情認知が行われた。結果は83%の幸福,9%の嫌悪感,6%の恐怖,2%の怒り,となったとニューサイエンティスト誌は伝えている。モナリザはパリのルーブル美術館で一般公開されており,1503〜1506年の間に描かれた。富豪のフランチェスコ・デル・ジョコンド氏の妻の名をとって名付けられたと思われる。
モナリザをみて,笑っていると感じる人は少ない。わたしたちが一般的に考えている笑顔とはカケラも違うし,笑みは感じるが笑ってはいない。だが,分析では圧倒的に幸福感に満ちており,そこからかもし出される印象が,この絵の「微笑み」を固定している。コンピュータによる分析は若い女性の顔のデータベースを作成し,それとの比較によるものだと云う。(「モナ・リザ」ウィキペディアのページ)
「ボクは君の笑い顔をみたことがない。いや,笑わないキャラなんてテレビではよく出てくるものだから,それほど珍しいわけではない。感情がないわけでなく,それを表に出すのは,パワーがいる。だから,表に出さないでいることはありえることだ。笑みは表情ではない。想いである。表情はいくらでも嘘をつける。でも,笑みに嘘はない。だから,笑みを読み取れる能力を身に付ける必要がある。ボクは君の想いを読み取れているだろうか。わからないけど,ボクは君を,慈しむことで,少しでもそれに近づきたいと思う」。
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